平松木型製作所は美しいものづくりを目指しています。
測定ゲージは毎回使うのものになるため、見た目も、機能も美しい方がいいに決まっています。
美しさは細部に宿ります。
ひとつひとつ手作りで、誠意を持って作ったゲージは使っていて気持ちいいものです。
平松木型製作所は機能と見た目の両方にこだわりを持って製造しています。
製造は設計から図面をもらってからスタートします。
ものは正確に作らないといけませんが、遅かったら意味がありません。
常にどうすれば効率よく、速く加工ができるのかを考えて製造しています。
なぜなら私たちが速く加工する分、設計や検査に時間を割けますし、コストも安くできます。
正確に、速く、そして美しくが製造のモットーです。
まず必要なものは材料です。設計から貰った図面を確認し、材料を至急手配します。
すぐに手に入る材料もありますし、時間のかかる材料もあります。材料の手配が1日延びれば、納期が1日遅れてしまいます。
お客様の満足度を上げるために、弊社にとって材料発注ですら大切な工程なのです。
次に加工前の段取りを行います。これは樹脂を機械加工する前に、大まかな形を切り出す工程です。
削る箇所が多いほど、加工の時間がかかります。この工程では、機械加工の時間を短く出来るように、工作ノコギリを使って手作業で切り出していきます。
粗取りをした樹脂やアルミをフレームに設置してから機械加工を行っていきます。
用意された図面や材料を使い、マシニングセンターなどの機械を駆使して実際に材料を加工していきます。
1/100ミリ単位の精度が要求されるため、マシンごとのクセや気候条件を考慮しながら加工プログラミングを行います。
プログラミングは事前に作っておき、材料の設置と同時に加工出来るようにしていきます。
自動車のボディーは左右対象になるのため、測定ゲージも左右対称なものを製造します。その場合は、機械誤差をなくすため、左右同時に加工していきます。
製造の最後の工程として、仕上げを行います。
仕上げでは、各部品の表面処理、組み立て、ゲージの調整を行います。
ゲージの寸法入れと、調整はもっとも重要な工程です。ここで値がズレると、自動車の品質そのものに影響が出てしまいます。
もちろん次の検査工程で最終確認は行いますが、仕上げ加工には慎重な作業が求められます。
丁寧なものづくりを目指して、全行程で全力で行っています。